アンリアる! Verse入門編 ~対話形式で学ぶUEFN~
BOOTHでUEFN Verse入門書を販売していますUEFN上でVerseを使って開発するために必要となる基礎知識を一冊の本にまとめた本です。 対話形式によるわかりやすい説明を目指しました。無料の試し読みも可能ですので、ぜひ読んでみてください!
[UEFN] はじめてのVerseプログラミング – for式

for式

loop式は break を実行するまで処理を繰り返すものでした。
for式も処理を繰り返す点で同じですが、指定した条件を満たす間のみ処理を繰り返す点で異なります。

for式

loop式で紹介した、変数 Count が0になるまでログに現在のカウントを出力し、最後に Finish をログに出力するプログラムについて、for式を使うと次のように書けます。

Print("Start")

for (Count := 0..4):
    Print("Count: {5 - Count}")

Print("End")

0..4 は範囲型と呼ばれ、01234int 型の値が含まれます。
for式によって、定数 Count の値がこれら5つの値に順次変更され、定義された処理を実行します。
範囲型は 最小整数値...最大整数値 の形式に従う必要があり、4..0 のように書くことはできません。

次のように、for式で処理を実行する条件を設定することもできます。
これは、定数 Value5 よりも大きい値を持つ場合のみ Value の値をログに出力します。

for (Value := 0..10; Value > 5):
    Print("{Value}")

for式 例1

より複雑な条件も設定できます。
for式の () 内に設定された全ての式が成功の場合のみ、定義した処理が実行されます。
したがって、次のfor式を用いたプログラムでは値 3, 4, 5 がログに出力されます。
式はセミコロン(;)で区切ることに注意しましょう。

for (Var := 0..10; Var > 2; Var <= 5):
    Print("{Var}")

for式 例2

以上が、for式の利用方法です。

その他、UEFNのVerseに関する情報は、以下の記事にまとめています。

[UEFN] はじめてのVerseプログラミング
VerseはEpic Gamesが開発したプログラミング言語で、Fortniteクリエイターが仕掛けをカスタマイズするときに使用できます。 Fortnite用のUnreal Engine(UEFN)で独自のゲームを作成するときに使用できます。 Colory GamesのTech Blogでは、Verseプログラミングに関して一から初心者が学べるように、複数の記事を掲載しています。