変数の定義
Verse言語で変数を定義するときは var
キーワードを使用します。
var [変数名] : [変数の型] = [値]
int型の変数 IntVar
を初期値 5
で定義する場合は、次のように記述します。
変数の型や値は省略できません。
省略した形で記述すると、ビルド時にエラーとなります。
var IntVar : int = 5
変数に保存された値をログ出力する
変数に保存された値をログ出力するためには、Print関数に指定する文字列に変数の値を埋め込みます。
変数の値を文字列に埋め込むには、"{[変数名]}"
のように書きます。
var IntVar : int = 5
# 変数の値をログに表示する
Print("IntVar: {IntVar}")
実際に動作確認してみましょう。
動作確認環境は、以下の記事を参考にして構築してください。
[UEFN] はじめてのVerseプログラミング - ログを出力してみよう
はじめてのVerseプログラムとしてログを出力してみましょう。
Print関数を利用することで、プログラムを出力できます。
ソースコードを output_log
クラスのメンバ関数 OnBegin
に追加します。
using { /Fortnite.com/Devices }
using { /Verse.org/Simulation }
using { /UnrealEngine.com/Temporary/Diagnostics }
# 「creative_device:を継承した、独自のデバイスクラス「output_log」を定義する
output_log := class(creative_device):
# ゲームプレイ開始時に実行されるメンバ関数
OnBegin():void=
var IntVar : int = 5
# 変数の値をログに表示する
Print("IntVar: {IntVar}")
この状態でビルドし、実行してみましょう。
「IntVar: 5」という文字列がログに出力されるはずです。
以降の例でも同様に変数の値を出力できるため、実際に動作させて確認してみましょう。
変数への代入
変数への代入には、set
キーワードを用いた構文を利用します。
set [変数名] = [代入値]
変数に新たな値を代入する例を次に示します。
var IntVar: int = 5
set IntVar = -3
他の変数の値を代入することもできます。
var IntVar: int = 5
var AnotherIntVar: int = -3
set IntVar = AnotherIntVar
set
キーワードがないとビルドエラーになります。
set
キーワードの追加忘れに注意しましょう。
var IntVar: int = 5
IntVar = -3 # ビルドエラー
以上が、変数の利用方法です。
その他、UEFNのVerseに関する情報は、以下の記事にまとめています。
[UEFN] はじめてのVerseプログラミング
VerseはEpic Gamesが開発したプログラミング言語で、Fortniteクリエイターが仕掛けをカスタマイズするときに使用できます。
Fortnite用のUnreal Engine(UEFN)で独自のゲームを作成するときに使用できます。
Colory GamesのTech Blogでは、Verseプログラミングに関して一から初心者が学べるように、複数の記事を掲載しています。