演算子の優先順位
演算子には優先順位があり、例えば 3 * 2 + 1
は *
が優先されて結果が 7
となります。
演算子の優先順位を次に示します。
優先度の値が大きいほど、優先順位が高いことに注意しましょう。
演算子 | 優先度 | 説明 |
---|---|---|
? | 9 | クエリ |
not | 8 | 否定 |
* | 7 | 乗算 |
/ | 7 | 除算 |
+ | 6 | 加算 |
– | 6 | 減算 |
+= | 5 | 加算代入 |
-= | 5 | 減算代入 |
*= | 5 | 乗算代入 |
/= | 5 | 除算代入 |
= | 4 | 等号 |
<> | 4 | 不等号 |
< | 4 | 小なり |
<= | 4 | 以下 |
> | 4 | 大なり |
>= | 4 | 以上 |
and | 3 | 論理積 |
or | 2 | 論理和 |
:= | 1 | 変数や定数の初期化 |
set = | 1 | 変数への値代入 |
グループ化
Verseプログラムを作成している中で、演算の優先順位を変更したくなることもあります。
例えば「(3+4)×5 = 7×5 = 35」という計算を行いたいとき、3 + 4 * 5
とすると 4 * 5
が優先されてしまい期待した結果が得られません。
このように、明示的に優先順位を変更したい場合は ()
によるグループ化を利用します。
先ほどの例では、(3 + 4) * 5
とすることで 3 + 4
の計算が優先されて期待した結果が得られます。
具体的な例として、次のVerseプログラムを実行してみましょう。
Print("Result 1: {3 + 4 * 5}") # 「Result 1: 23」と表示される。
Print("Result 2: {(3 + 4) * 5}") # 「Result 2: 35」と表示される。
ログ画面を確認してみると、期待した結果が得られていることを確認できます。
以上が、演算子の優先順位です。
その他、UEFNのVerseに関する情報は、以下の記事にまとめています。
[UEFN] はじめてのVerseプログラミング
VerseはEpic Gamesが開発したプログラミング言語で、Fortniteクリエイターが仕掛けをカスタマイズするときに使用できます。
Fortnite用のUnreal Engine(UEFN)で独自のゲームを作成するときに使用できます。
Colory GamesのTech Blogでは、Verseプログラミングに関して一から初心者が学べるように、複数の記事を掲載しています。