アンリアる! Verse入門編 ~対話形式で学ぶUEFN~
BOOTHでUEFN Verse入門書を販売していますUEFN上でVerseを使って開発するために必要となる基礎知識を一冊の本にまとめた本です。 対話形式によるわかりやすい説明を目指しました。無料の試し読みも可能ですので、ぜひ読んでみてください!
[UEFN] はじめてのVerseプログラミング – データ型

Verse言語では、次のような変数のデータ型が利用できます。
参考のため、対応するC++の型も一緒に示します。

意味 対応するC++の型
logic ブール値で、true(真)と false(偽)の2つの値を表します bool
int 整数値を表します int
float 浮動小数点数の値を表します(Verse言語では、IEEE 64bit floatになります) double
char 1文字(値が256までの単一のUTF-8コード)を表します char
char32 1文字(単一のUTF-8コード)を表します
string 文字列を表します(char もしくは char32 の配列に対するエイリアスです) char[]
rational 整数の除算結果を表します
any 任意の型を表します
comparable 値を比較可能な型を表します
void データが存在しない/不定であることを表します void

それぞれの変数の型について、変数を定義するVerseプログラムを示します。
rationalanycomparablevoid については、現在の知識では利用場面がないため省略します。
charchar32 型の初期値となる1文字を指定するときは、シングルクォーテーション(')で囲うようにしてください。
一方で string 型の初期値は文字列となるため、ダブルクォーテーション(")で囲うようにします。

var LogicVar : logic = false
var IntVar : int = 5
var FloatVar : float = 3.5
var CharVar : char = 'b'
var Char32Var : char32 = 'い'
var StringVar : string = "Hello, Verse Programming!"

なお intfloatcharstring を除いて、そのままでは文字列に変数の値を埋め込めません。

以上が、Verseのデータ型の説明です。

その他、UEFNのVerseに関する情報は、以下の記事にまとめています。

[UEFN] はじめてのVerseプログラミング
VerseはEpic Gamesが開発したプログラミング言語で、Fortniteクリエイターが仕掛けをカスタマイズするときに使用できます。 Fortnite用のUnreal Engine(UEFN)で独自のゲームを作成するときに使用できます。 Colory GamesのTech Blogでは、Verseプログラミングに関して一から初心者が学べるように、複数の記事を掲載しています。