Verse言語では、次のような変数のデータ型が利用できます。
参考のため、対応するC++の型も一緒に示します。
型 | 意味 | 対応するC++の型 |
---|---|---|
logic |
ブール値で、true (真)と false (偽)の2つの値を表します |
bool |
int |
整数値を表します | int |
float |
浮動小数点数の値を表します(Verse言語では、IEEE 64bit floatになります) | double |
char |
1文字(値が256までの単一のUTF-8コード)を表します | char |
char32 |
1文字(単一のUTF-8コード)を表します | – |
string |
文字列を表します(char もしくは char32 の配列に対するエイリアスです) |
char[] |
rational |
整数の除算結果を表します | – |
any |
任意の型を表します | – |
comparable |
値を比較可能な型を表します | – |
void |
データが存在しない/不定であることを表します | void |
それぞれの変数の型について、変数を定義するVerseプログラムを示します。
rational
、any
、comparable
、void
については、現在の知識では利用場面がないため省略します。
char
と char32
型の初期値となる1文字を指定するときは、シングルクォーテーション('
)で囲うようにしてください。
一方で string
型の初期値は文字列となるため、ダブルクォーテーション("
)で囲うようにします。
var LogicVar : logic = false
var IntVar : int = 5
var FloatVar : float = 3.5
var CharVar : char = 'b'
var Char32Var : char32 = 'い'
var StringVar : string = "Hello, Verse Programming!"
なお int
、float
、char
、string
を除いて、そのままでは文字列に変数の値を埋め込めません。
以上が、Verseのデータ型の説明です。
その他、UEFNのVerseに関する情報は、以下の記事にまとめています。
[UEFN] はじめてのVerseプログラミング
VerseはEpic Gamesが開発したプログラミング言語で、Fortniteクリエイターが仕掛けをカスタマイズするときに使用できます。
Fortnite用のUnreal Engine(UEFN)で独自のゲームを作成するときに使用できます。
Colory GamesのTech Blogでは、Verseプログラミングに関して一から初心者が学べるように、複数の記事を掲載しています。