アンリアる! Verse入門編 ~対話形式で学ぶUEFN~
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[UEFN] はじめてのVerseプログラミング – 関数の呼び出し

関数は、入力を受け取って処理を実行し、値を出力するものです。

関数の呼び出し

Verse言語では、関数を次のように呼び出します。

[関数名]([引数1の値], [引数2の値], ...)

引数に指定された文字列をログに出力する関数 Print の呼び出し例を、次に示します。
関数に定義された引数の順に値を指定します。

Print("Call Function")

名前付き引数指定

関数の引数名を明示的に指定し、引数の値を指定できます。
この場合は、関数に定義された引数の順とは異なる順番で値を指定できます。

[関数名](?[引数1の名前] := [引数1の値], ?[引数2の名前] := [引数2の値], ...)

関数 Print の定義を見てみましょう。
別の記事で紹介しますが、名前付き引数は引数名の前に ? が追加されています。
したがって、関数 Print は2つの名前付き引数として DurationColor を受け取ります。

Print(Message:[]char, ?Duration:float = external {}, ?Color:color = external {}):void

引数 Duration は画面上にメッセージを表示する時間、引数 Color は画面上にメッセージを表示する色をそれぞれ表します。
画面上に表示するメッセージの表示時間を5秒、メッセージの色を黄色に変更してメッセージを表示するための関数 Print の呼び出し方法は次のようになります。

Print("Call Function", ?Duration := 5.0, ?Color := color{R := 1.0, G := 1.0, B := 0.0})

名前付き引数(関数Print)

デフォルト引数

関数 Print には、3つの引数 MessageDurationColor が定義されていますが、DurationColor については引数の値を指定せずとも関数を呼び出せます。
これは DurationColor に、デフォルト値が設定されているためです。

以上が、関数の呼び出し方法です。

なお、自身で独自の関数を実装できます。
独自の関数を実装する方法については、以下の記事で紹介しています。

[UEFN] はじめてのVerseプログラミング - 関数の定義
Verse言語について、関数を定義する方法を説明します。

その他、UEFNのVerseに関する情報は、以下の記事にまとめています。

[UEFN] はじめてのVerseプログラミング
VerseはEpic Gamesが開発したプログラミング言語で、Fortniteクリエイターが仕掛けをカスタマイズするときに使用できます。 Fortnite用のUnreal Engine(UEFN)で独自のゲームを作成するときに使用できます。 Colory GamesのTech Blogでは、Verseプログラミングに関して一から初心者が学べるように、複数の記事を掲載しています。